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田口 和裕, できるシリーズ編集部

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講演会報告

  8月28日に開催された明智代表の講演会の様子をご報告します。

 
パナマの自然と自然保護

講 演 報 告


  北米と南米大陸の「つなぎ目」に位置するパナマ。太平洋とカリブ海をつなぐパナマ運河が今年で開通100周年を迎えたことから、海外では、訪れたい国のトップに選ばれるほど観光人気の高い国です。
  一方、日本での知名度は、運河があり、海上交通の要所として知られるのみにとどまっています。そこで、国際協力を柱にパナマを紹介しようと、「パナマに野生ランの楽園を、再び!−パナマの自然と自然保護を語る−」がJICA地球ひろば(主催=JICA地球ひろば、協力=なんとかしなきゃ!プロジェクト)で8月28日に開催されました。


  セミナーでは、駐日パナマ大使館のディアス参事官による国紹介に続き、元JICAパナマ事務所次長のJICA地球環境部高田宏仁森林・自然環境保全第二課長が、日本のパナマへの協力と明智代表のパナマにおける活動を紹介。


パナマを紹介するディアス参事官
以前にはなかったような日本語の観光案内なども持参していただきました。 最近のパナマの変化も知ることができ、懐かしさと驚きのあるものでした。


  続いて、COSPAの明智代表がJICAシニア海外ボランティアとして2000年に同国に派遣されて以来携わってきたラン保護活動について講演しました。


講演するCOSPA明智代表
パナマ初心者から蘭上級者まで没頭して聞いていました。

  明智代表は、パナマとコスタリカに挟まれたパナマ地峡がその地理的特殊性により生物の多様性と固有性の豊かさを生んでいること、しかし、この豊かな自然が人間活動により破壊されつつあり、政府やNGOにより保護活動が進められている現状を紹介。その背景として、国土の34パーセントが自然保護地域に指定されているものの、森林の被覆率が日本より低く、自然保護地域では地域住民の生活が制限されるため、自然保護には住民の理解と保護への参画意識が不可欠であることを挙げました。そして、保護活動活動を進めるポイントは、「パナマの自然はパナマ人が守るという意識の普及」「次世代が自然を守るための自然保護教育の重要性」「政府が行う自然保護と地域住民の教育に重点を置いたNGOの自然保護活動」「持続型観光開発の重要性」であることを話しました。


  当日は、約30人が参加しました。協力隊関係の人や自然保護や国際協力に興味を持つ人、蘭の栽培をする人や花が好きな人など様々な人が来会してCOSPAの活動の広がりを感じることができました。講演の後、明智代表への質問をしたり、資料を見ながらおしゃべりをしたりとそれぞれの興味を満たす時間を短いながらも楽しむことも出来ました。
  今年は日本が政府開発援助(ODA)の開始60周年という節目の年。COSPAの活動紹介を通じ、人々の国際協力への理解が深まるだけでなく、自然や生物多様性の保護への意識がいっそう高まることが期待されます。


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